傷ついた心と身体で、それでもヒサは歩き続けた。
ヒサを駆り立てたものは使命感だけであったろうか。否。

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いくら男勝りのヒサとて屈強な男達が相手では敵うはずもなく、高遠の兵達に
苦もなく捕らえられてしまった。
男たちは昂ぶり、野卑な笑いを浮かべながらヒサの身体を品定めする。
―ふん、どうせおなごなら誰でもよいくせに
まだ蔑むだけの気力はある。同時に、この男たちにとっては自分が上玉に見えるで
あろうことも感じていた。
それはヒサの最後の矜持でもあり、逃れようもない苦境であるにもかかわらず、
かすかに男らに対する優位の意識を生んでいた。

猿轡を噛まされた。
「楽しむ前に舌でも噛み切られた日にゃぁ、勿体ねぇし寝覚めが悪いからの」
―何が寝覚めが悪いだ。後ならいいのか、ふざけるな
また胸の裡で悪態をつく。
―それにしても、舌を噛み切って死ぬというのは思いつかなんだ。何と迂闊な
今まさにヒサは己の不用意さを責めていたのだ。武家の女人たるもの生きて
辱めを受けるよりも自ら刃の露となるべしと、幼い頃より教えられてきたのだが、
生憎と今のヒサは丸腰でこれでは戦うどころか自害もできぬ、と。だから、
そういう手があったかと他人事(ひとごと)のように思った。
そして、もし生き永らえたとしてもやはり命を絶つつもりである。
―けれどその前に
諏訪のため、矢崎家のため、父のため、武田の間者のことを知らせに
ゆかねばならぬのだ。
死ぬのはその後でいい、そして。
―平蔵
いまひとたび、ひと目だけでも会いたいと心の底では思っていた。
しかし辱めを受けんとするこの時に平蔵を思い出すのは身を灼かれる
ように辛い。だから深く胸の底に沈めていた。
男達はヒサの体を開きにかかっていた。
二人がかりで両側から腕を押さえつけられ、汚れた手が襟元に入り込む。
白い乳房がつかみ出されて無遠慮にまさぐられ、裾は容赦なく腰の上まで捲り上げられて
下生えまで顕にされた。
やめろ、と叫びたくとも猿轡に邪魔された舌は用をなさない。ただ頭を激しく振るのが
せめてもの抵抗だった。
脚に力を込めてもまるで抗っていないかのようにたやすく割り広げられ、股の間を
さあっと冷えた空気がなぶる。そしてヒサの秘所はついに男達の眼前に晒されて
しまった。
ヒサはぎゅっと目を閉じた。
―これは……、悪い夢だ。そう、夢なのだ
しかし、すぐにこれが現(うつつ)なのだと思い知らされる。
最初の男の怒張した一物が何の潤いもないヒサの壷に突き入れられたのだ。
―痛っ!いたい、いたい、痛いっ……
軋むような、裂かれるような痛みに体を貫かれ、ヒサはきつく眉根を寄せた。
猿轡を噛まされているから悲鳴を上げることもできず、歯を食いしばることさえも
できない。ただ喉の奥でうぅ、と唸る。
夢でないのならば、これは体の痛みだけだ、それだけなのだ、必死でそう思おうとしていた。
ごわごわとした男の毛がヒサの恥丘にすりつけられ、その度にぞっとして肌が粟立つ。
男が腰を揺する度、鋭い痛みと鈍い痛みがヒサを苛む。鋭いのは濡れていない壷口が
男の物で無理やりにめくれて擦られる痛み。鈍いのは体の奥をどすんと突かれるような
痛み。いっそ殺されたほうがましだと何度も思う。
ヒサの痛みも不快もお構いなしに男は段々と虚ろな目になりながら夢中で腰を使い続け、
やがて体を震わせて間の抜けたと吐息とともにヒサの中で気を遣った。
皮肉なことに、最初の男が放ったおぞましい白濁は淫液の代わりとなって二人目からの
痛みをいくらか和らげた。それでも、無理やり擦られ続けた壷口の襞は男らの精が沁みて
ひりひりと痛む。
三人、四人と次々にのしかかられ、ヒサは次第に消耗していった。
薄く瞼を開くと、焦点の合わぬその目に薄汚れた兵が自分の乳房に吸い付く様が映った。
ふと、それが赤子のように見え、なぜか哀れに思えた。
この者共も死の影におののいているからこそ女を犯すのではないだろうか。略奪がしたくて
戦に加わる者もいると聞くが、真は誰だって死にたくはなかろう。
そう考えると己がまるで、飢えた獣に身体を差し出す徳の高い僧のようにも思えてきた。
―なれどこんな目に遭うとは、己は前世ではよくよく悪事を尽くしたに違いない。
しかし今生でこれだけ功徳を積めば、きっと来世はよい生(しょう)を得られるであろう
いずれも、死にも等しい責め苦を受けている己が心を慰めんがための妄願である。
だが、それを誰が責められようか。
―厭じゃと思うても逃げられるわけでなし、かといって歓べるわけもない。
今は舌を噛み切って死ぬことすら叶わぬ。ならば埒もないことを思って耐えるしか、
ただ早く終われと願うしかないではないか
おぼろになる意識の中でそんな風に思いながら、気丈に耐えていた。

もしヒサが未通女であったなら、このような辱めは今よりも耐え難かったかもしれない。
無論男に抱かれた経験があれば耐えられるというものではないが、ヒサは嫁いだその日から、
心の裡ではすでに己を穢れたものと思っていたのだ。
気が進まぬながら有賀家に嫁ぎ、閨で初めて夫を受け入れた時は身も心も張り裂けるように
思われた。愛しいと思うことなぞ到底できぬが、それでも、家のため、父のため、耐え忍んだのだ。
なのに夫となった男は主家を裏切り我が父をも窮地に陥れる卑劣な男であった。
自分は何のためにあのような思いをと、ここへ来る道すがらの口惜しさを思い出すと今も腸が
煮えくり返る。
夫と交わったその瞬間、元より叶うはずもなかった淡い願いも捨てたのだ。
そう、平蔵への想いは断ち切ったつもりだった。
それゆえ一度穢されたものが何度穢されようとも同じ事と腹を括ったのかもしれない。
たやすく割り切れるものではないが、そうとでも思わねばヒサは正気では居られなかっただろう。

よほど飢えていたのかそれとも他に気の急くことがあったのか、さほどしつこく嬲られることもなく、
男らは思ったよりもさっさと済ませてくれた。
そして、女一人何ができると侮ったか、あるいは放っておいても恥辱に耐えかねて自害するとたかを
括ったのか、ヒサの命は取らずに立ち去っていった。
投げ出されるように解放された後、己の手で猿轡を外したヒサはしばらくの間ぼんやりとしていた。
我に返るとげえげえと吐き、涙をこぼして咳き込みながら思った。
―生きている。気も触れておらぬ。人とは存外強いものじゃな
命が残されたのは幸いなのか災いなのか、いずれ自ら絶たねばならぬのに。
―わからぬ。しかし、今は
ヒサはよろけながら立ち上がった。

穢れているから寄るなと叫んだ。なのに平蔵は何のためらいもなくヒサを抱き締めた。
離せと命じてもその腕を緩めなかった。
辱められた身で好いた男の顔を見る辛さ、武家の娘らしく誇りを持って死なねばという想い、
夢に見た男の胸に縋って泣きたい気持ちが縺れ合い、ヒサの心は千々に乱れていた。
気弱な平蔵が父に逆らってまでヒサの命乞いをし、己が一生守るから、と、そう言った。
父の差し出した脇差は、ヒサの命を絶つためのものから守るため刃に変わり、平蔵がその脇差を
収めた時、己の命も平蔵の懐におさめられたような気がした。
その時初めて、死なずに居てよかったとヒサは思った。

「平蔵?もう寝たのか?」
「いえ、ヒサ様は眠れねえのでごいすか?」
「ああ。……少し表に出たい」
「お、お供します」
平蔵は、心の傷の癒えぬヒサが自害しようとするのではないかと気が気ではなかった。
女ならば誰しもそうかもしれぬが、あのような目に遭って、人一倍勝気なヒサがどんなにか
悔しく堪えかねるだろうと胸が痛む。しばらくは目を離せぬと思った。
だから眠れなかったのかもしれぬ。
しかし、口下手ゆえ何と慰めてよいのかわからぬ。第一自分の慰めなど役に立つものだろうか。
いや、立ちはすまい。
ならばせめていつでも傍に、そしてヒサの望むままに、そう思って夜更けの散策に付き合った。
「ヒサ様、お体に障りませぬか?」
「大事無い。人の体は存外丈夫なのじゃ」
「へぇ、そうでごいすか」
「なれど……心の方は脆いのかもしれぬ」
やはり苦しんでいるのか。
「平蔵、死にたくないのと死にたいのと、いずれが弱い心なのだろう」
振り向いたヒサは夜目にもわかるほど蒼白い顔をしていた。
「ヒサ様っ」
思わず腕をつかむと、ヒサは抗いもせず平蔵の胸に倒れかかりその腕の中で小刻みに震えた。
やがて押し殺した嗚咽が聞こえ出す。

平蔵はしばらく黙ってその体を抱きしめていた。
「強くても弱くても、ヒサ様はヒサ様でごいす。何があってもこの平蔵はヒサ様のお傍にいるでごいす」
「では……おまえは私を抱けるか?」
暗い声だった。
「は?」
「お前が、私を傷物にしてくれておれば裏切り者の有賀になど嫁がずに済んだのじゃ。
そうすればあのような目に遭わずとも済んだのに。お前のせいじゃ、お前が意気地が
ないからじゃっ」
無茶を言っている。
平蔵が主の娘であるヒサにどんなに想いを寄せようと、それだけでなく娘の方も平蔵を慕い、
互いに好き合っていようとも、それは許されぬことである。ましてや気弱で心優しい平蔵に
そんな真似ができるはずもなかったことは百も承知で恨みごとを言っている。恨み言というよりも
駄々か、しかし本心でもある。
「も、も、申し訳ねえでごいす。お、お赦し下さい。けど、旦那様に討たれるのが恐かったからでは
ねえでごいす。有賀の殿様に嫁ぐのがヒサ様の幸せと思ったからでごいす」
「では、今なら抱けるのかっ」
「うらはヒサ様が好きでごいす。けど、うらのような者がそんなこと…」
平蔵の脳裏には、寄るなと叫んだヒサの思いつめた顔が、半狂乱になって腕を振りほどこうと
もがく姿が蘇る。だから心の傷を思い、触れるのすらも躊躇っていたのだ。
「言い訳を申すなっ。穢れてしまったおなごなどもう抱けぬに決まっておるっ」
自らを蔑んで再び狂乱しかかるヒサの言葉に、平蔵は口にしてはならぬ、想ってもならぬと
戒めていたことを吐き出してしまった。
「う、うらはヒサ様のお苦しみを思って……、だからたとえ抱けなくとも一生お傍でお仕えしたいと…
…けど、まことはヒサ様がお厭でなければ今すぐにでも……」
「……馬鹿あっ、平蔵の馬鹿、馬鹿、馬鹿っ、馬鹿っ!」
ヒサが喚きながら平蔵の胸を拳で強く叩く。
平蔵は打たれながら、こんなものはヒサの受けた痛みに比べれば物の数ではないと思った。
ヒサの拳にぽたり、と平蔵の涙が落ちた。
「平蔵の、馬鹿……うわあぁっ」
ヒサは初めて大声を上げて哭いた。
抱き締めながら平蔵も泣いた。
やがて、しゃくりあげながらヒサがつぶやいた。
「平蔵に、なら……よい」
「ヒサ様!」
平蔵に唇を捕らえられると、ヒサは顔を仰向けてそれを受け止めながら平蔵の胸に縋る。
脚の力が抜けてへたりこもうとするヒサを支えようと平蔵も腰を落とし、そのまま茂みの
中で二人の体はもつれるように重なり合った。

口を吸い合いながら、平蔵の手が、背中を、乳房を、腰を、着物の上から撫で回す。
拙くて荒い手つきだが、ヒサはその手に込められた想いと熱を十分に感じることができた。
それゆえに心地よく、甘い心持ちになってくる。
着物の裾を開かれる時にぞくりとした。一瞬だけ悪夢を思い出す。しかしその遠慮がちな
所作はこれまでのどの男とも違う。脚をそっと割り開く手はかすかに震えていた。
―平蔵の、手
あれほどまでにおぞましく、身体が総毛立ち吐き気を催すほどに忌み嫌っていた営みなのに、
平蔵にのしかかられた瞬間、固い縛めがほどけたように肉体(からだ)が開いていった。
脚の間に押しつけられた硬く熱い塊は、これまでは己を穢した禍々しきものの象徴でしか
なかったのに、平蔵のものならば欲しいと思った。
「ヒサ様、まことにいいのでごいすか?」
「今さら何を」
「けど……」
「……穢れたおなごはやはり厭か?」
「そうではねえでごいす」
「ならば……」
ためらいがちに平蔵の先が壷の入り口にあてがわれるとそれだけでヒサは身震いをした。
厭だからではない。
その場所が物欲しげにひくひくと蠢いているのを己でも感じる。
―何とあさましく、はしたないのだろう。でも…
それは生まれて初めて味わう女の歓びだった。
汚らしい唾を無理やり塗りつけられるのでもなく、乾ききった壷を軋ませて押し入られるのでもなく、
自らとろとろと蜜を吐き出しながら平蔵の熱い男を受け入れていく。
「んっ、あ、あぁっ」
体の内を充たされていくにつれ、これまで漏らしたことのない甘い声が出た。
何という幸福感。
もういつ死ぬるとも構わない、ヒサはそう思った。
おかしなことだ。こんなに幸福なのに、なぜ死ぬことなど。いや、幸福だからかもしれない。
思い残すことなど何もないほどに、満たされているからだ。


「うぅっ…ひさ様…」
「馬鹿。何を泣いている、男のくせに」
「申し訳ございません…でも…」
平蔵がゆっくりと腰を進め、ヒサの奥深くを探るように突く。
一旦飲み込んだものを逃すまいとするようにヒサの壷はざわざわ平蔵に絡みつく。
営みの中でこんなことは初めてだった。
「平蔵…、もっと…もっと。お願いだからわたしを」
―清めてくれ
口には出さないが平蔵にもわかる。
「いいでごいすか」
「うん」
平蔵の手が袷の中にそっと忍び込んでヒサの乳房をやさしくさする。
それだけでヒサは夢を見ているように心地よく、喘ぐ声が止まらない。
「口を、塞いでくれ。声が、はしたない声が」
はしたないなどとんでもない。ヒサのよがる声は平蔵にとっては天上の楽の音だ。
が、ヒサの気持ちを尊重して口を吸ってやる。口の中でヒサの舌が出迎え、
互いの舌を貪るように絡めあった。
「ん、んんっ……んむっ」
平蔵が腰を使えばそれでもくぐもった声が漏れ、それが出入りをする度に
入り口にも奥にもこの上もなく甘く疼きに見舞われる。
やがてざわざわとしたものが内に満ちて、体がふわりと浮き上がるような心持がしてきた。
―これが、これが真の女の歓びなのか
目を閉じているのだから元より視界などないが、視界のようなもの、いや意識の幅だろうか、
それが段々と狭くなり、やがてぷつん、と途切れた。

ヒサが我に返った時、平蔵が体の上で硬直したように動きを止めた。
「くっ…、あっ…、ひ、ヒサ様ぁっ…」
ヒサは、己の中で気を遣りながら震えている男の腰を優しく撫でた。
平蔵の重みが愛おしい。
「これで…いつ死んでも心残りはない」
それを聞いて、ぐったりとヒサにのしかかっていた平蔵が跳ね起きた。まだ体はつながったままだ。
「ヒサ様!この平蔵を残して死ぬおつもりでごいすか?どうしてもというのなら平蔵も死ぬでごいす。
ヒサ様がいないこの世で生きていてもっ」
わかった、もう言わぬから、と言ってヒサは平蔵の首に腕を回してしがみついた。

「そろそろ戻らぬと父上が起きるやもしれぬ。最近は目が覚めるのが早いと言うておった。歳のせいじゃな」
「ヒサ様、そのような」
ヒサは悪戯っ子のように舌をペロリと出してくすくすと笑った。その顔を見て平蔵はやっと安堵した。
立ち上がろうとするヒサがぐらりとよろめき、平蔵が慌てて支える。
「だ、大丈夫でごいすか」
「脚に、力が入らぬ……おまえのせいじゃ、負うてゆけ」
「へ、へえ。喜んで」

小屋に戻った二人は横になりながらひそひそとまだ言葉を交わしていた。そっと手を握り合っている。
「平蔵、お前は今も武田を恨んでいるのか?」
「あたりまえでごいす」
「それは…お前が想っていた娘が殺されたから?ならばお前は今もその娘のことを…」
「そ、それは…確かにミツやんのことは好いてたでごいす。けど、今にして思えばミツやんとは
幼馴染で、妹のように大事に思っていたからかもしれ…」
慌ててミツへの想いを弁明しようとする平蔵に、ヒサはうれしさをおぼえながらも少しからかいたくなる。
平蔵の初恋の相手に妬けぬこともないが、本心から気にしているわけではない。
「妹のように?お前が?…向こうはお前を弟のようにと思っていたかもしれぬではないか」
「ひ、ヒサ様…。そんなにうらは頼りないでごいすか?」
うん、とヒサが愉快そうに答える。
「そんなぁ」
「…だから、私がお前を守ってやる…せっかく助けてやった命ゆえ」
「ヒサ様…」
頼りないと言いながら自分の胸にすがりつくヒサを抱き締めながら、平蔵にはわかっていた。
ヒサは足手まといになりたくないから、勝気な言葉で平蔵を安心させようとしているのだと。
どこまでも気丈なお方だ、とそれがまた愛おしくなった。
飢えと凍えで死にかけていたところをヒサに救われた平蔵が此度はヒサの命を救った。互いに命を
救いあうなど滅多にあることではない。見えぬ縁でつながれているのかもしれない。もしかしたら
ミツが引き合わせてくれたのかもしれぬ、と平蔵は思い、心の中でミツに手を合わせた。
そしてそのミツの姿に、もう二度と愛しい女を目の前で死なせるようなことはしない、と誓った。

その時、矢崎十吾郎が寝返りを打った。
今さら二人が結ばれるのを禁ずることはないと思うものの、やはりばつが悪い。
互いに背を向け合って眠りについた。

眠っているはずの十吾郎の睫毛が濡れていたことに二人が気づくことはなかった。

―完―

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